訪問看護で活用できるICTとは!?のびしろ流で解説します!
訪問看護ステーションってICT(情報通信技術)が発達してきているって聞くけど、実際はどうなんでしょうか?
確かに様々なところでICTの活用がされていますね!
訪問看護ステーションのびしろ太田でも積極的に導入しているので、解説していきます!
ICTとは・・・インフォメーション&コミュニケーションズテクノロジーの略語。インターネットを活用し、アプリや通信機器を用いた業務効率化への技術。
それでは解説していきます!!
訪問看護で活用できるICTとは!?
訪問看護で活用できるICTには以下のようなものがあります。
- 固定電話
- タブレット
- チャットツール
- FAX
それぞれについて解説していきますね!
固定電話
どこの事務所にもある固定電話。
訪問看護ステーションは日中事務所に管理者等が不在なことも多く、事務員さんがいない事業所は転送や留守番電話等の対応をしているところも多いのではないでしょうか。
筆者の考えとしては、依頼や問い合わせしてくださった方々がそのタイミングで電話対応できないことは機会損失でもあり、最終的には利用者さんへの不利益に繋がるかと考えています。
もちろんどうしても対応できない時もありますが。
転送でも迅速な対応が可能ですが、転送先は1箇所(主に管理者)であることが多く、支援中や会議中なのでは出られないことも多いです。
そんな課題を解決するために訪問看護ステーションのびしろ太田で導入した固定電話は以下です。
インターネット電話(クラウドPBX)
要約すると、ステーションの代表番号で各スマートフォンで発着信できるシステムになります。
- 全スタッフが出先でも会社の電話対応が可能。
- 個人のスマートフォンにアプリを入れておけば発信する際はステーションの番号で相手方に通知される。
- アプリを介せば通話料は会社負担。
- 内線機能があり、内線ボタンを押すだけですぐにスタッフ間で連絡が取れる。
- 通知のON・OFF設定可
- ランニングコストは安い
- オンコール携帯を持つ必要がなくなる(2台持ちの必要性がない)
- アナログ回線に比べて通話品質が劣る
- Wi-Fi下だと遅延がある(4G回線では問題ありません)
- 初期導入費用が割高
- 業者さんによっては市外局番に対応しておらず、050番号しての場合もある。
色々な企業が提供しているサービスです。
オプションも多種多様なものがあるので、是非一度検討してみてはどうでしょうか?
タブレット端末
電子カルテを導入しているステーションも多いのではないでしょうか。
訪問先で記録をするためにタブレット端末やスマートフォンは必須です。
訪問看護ステーションのびしろ太田でも記録をする為にiPadを導入します。
タブレット端末を活用することで期待される業務削減項目は以下です。
- 音声入力で記録時間の削減
- 利用者さんの情報収集時間の短縮
- グーグルレンズを使用して、利用者さん宅でノートに記録してきた内容をそのまま電子カルテ内の記録項目へコピー&ペースト
上記以外にもまだまだ色々活用できるのびしろはあります!
チャットツール
訪問看護の性質上、中々スタッフ全員が顔を合わせて情報交換する機会が確保しづらい場面が多々あります。
そういった際でも、利用者さんの情報や社内の意見交換など活発に行えるようにチャットツールを導入します。
訪問看護ステーションのびしろ太田ではSlackまたはteamsを導入予定です。
どちらも一長一短あり、悩むんだよなあ・・・
FAX
まだまだ必須なFAX。
今は複合機を必要としないインターネットFAXというものもあります。
しかし、訪問看護ステーションのびしろ太田では従来の複合機をレンタルしており、以下の機能を追加しました。
FAXが届いたらメールにPDFとして送信する機能。受信して必要なら印刷。不必要なら印刷しないことが可能です。
印刷代も結構かかるので、なるべく不必要なものは印刷しない方が良いですな。ウッシッシ。
まとめ
今回は訪問看護で活用できるICTとは!?のびしろ流について解説しました。
まとめは以下です。
- 固定電話にはインターネット電話というものが流行ってきている。
- タブレット端末の活用は必須である。
- 様々なチャットツールがあるので、ステーションの求めるものに適したものを活用して行くのが良い。
- FAXも進化してきている。
医療と同じで日進月歩で進化するICT。
より良いツールを導入して、訪問看護ステーションの質の向上に結びつけていきたいと考えています!