訪問看護におけるオンコールの実際とは!?のびしろ流で解説します!

群馬県太田市にあります訪問看護ステーションのびしろ太田

看護師6名在籍し、オンコール対応も行なっております。

訪問看護で必須と言われているオンコール対応。

これから訪問看護をやってみたいと考えている方も気になるポイントではないのでしょうか。

様々なステーションで工夫や取り組みが行われていますが、今回はのびしろ流で訪問看護におけるオンコールの実際について解説していきます!

目次

訪問看護におけるオンコールとは!?

訪問看護ステーションにおけるオンコールとは、疾患や障害を抱えながら在宅療養をしている方々を支えるために、24時間365日、緊急の連絡、相談、緊急時の訪問等に対応するものになります。

これから訪問看護をやってみたいのですが、オンコールが不安なんです。

そうですよね!
私も最初はそうでした。オンコール的9年の経験からお伝えしていきますね!

オンコールを行なっているステーションの割合

全国に訪問看護ステーションは約13,000箇所あります(令和4年時点)。

以下引用(社会保障審議会 介護給付費分科会(第220回)資料3)

ぞの中で緊急時訪問看護加算(オンコール)を算定しているステーションの割合は以下です。

約80%のステーションが算定していますね。

うわっ、ほとんどのステーションがオンコールを行なっているのですね。
オンコール対応の実際がどうなのか知りたいです。

わかりました。
次で詳しく解説していきます。

オンコールの実際

訪問看護ステーションのびしろ太田におけるオンコールの実際は以下です。

  1. 就業時間の終了から、翌朝の就業開始時間までのオンコール対応
  2. オンコール可能な職員で手分けする(のびしろ太田では1人あたり月6〜7回)
  3. オンコール担当日は呼び出しの有無に関わらず手当てがつく
  4. 電話対応のみで完結するケースもある
  5. 自宅から直行直帰
  6. 焦らなくても大丈夫
  7. 夜間でも深夜帯でも管理者等にすぐ相談ができる

ステーションの規模によっても、オンコール担当をする回数は変わります。

私が昔勤めていたステーションでは常勤の看護師さんの数が少なく、2人で2年間くらいオンコールをやっていました。月にすると15回くらいですね。きつかったー。

2人ですか!?
それは大変。
そうなると看護師さんの多いステーションの方が負担が少なくなりますね!

おっしゃる通りですね!
なのでのびしろ太田では看護師さんの積極的採用に力を入れています。
管理者さんが1人で365日オンコールしている所もあるようですが、個人的には長くは続かないかなと考えています。
持続可能なシステムや体制確立が大切ですね!
また、利用者様やご家族からも、オンコール対応があるととても安心するといったお声もいただいています。

なるほど!
のびしろ太田さんでは何か対策をしているのですか?

訪問看護ステーションのびしろ太田ではオンコールに対して以下のような対策をしています!

オンコールに対する対策

訪問看護ステーションのびしろ太田オンコールに対する対策は以下です。(持続可能な視点で)

  • 契約時に、オンコール対応について、同意をいただいた利用者様やご家族にきちんと説明をしている。
  • オンコール対応マニュアルを策定している。
  • オンコール対応が多くなってしまっている場合は日中の支援の不足を考え、支援内容の検討や訪問回数の増回、支援時間の延長等を提案している。
  • オンコール対応者が管理者等にいつでも相談連絡できるようにしている。
  • のびしろ太田の常勤職員はオンコール対応必須としている(できる職員が多い方が一人当たりの負担軽減に繋がる為)。
  • 社用車での直行直帰を許可している。
  • オンコール手当とは別に、緊急訪問時は自宅出発時間から、戻った時間で時間外手当てを支給している。

上記は一例ですが、ステーションとして様々な対策を講じています。
やっていく中で、必要に応じて内容も変更していますので、安心して対応できる、持続可能なオンコール対応の仕組みを作っております。

のびしろ太田独自の効率化

訪問看護ステーションのびしろ太田では以下のような効率化に取り組んでいます。

電話アプリの導入(クラウドPBX)

緊急コール用のスマホを用意すると、シフトによっては休みの日にもスマホを渡す為に事業所にこなければならないことがあります。その為、電話用のアプリを導入しています。

アプリからの発信は事業所の電話番号が相手方に表示され、オンコール以外の日は着信拒否設定ができるのでとても便利です。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

チャットツールの活用

緊急対応する為には、日頃の訪問の様子等を把握しなければいけません。

緊急対応の際に電子カルテを開き、今までの記録を読み返すのは時間がかかります。

のびしろ太田ではSlackというチャットツール(LINEのセキュリティーがしっかりしたもののイメージ)を活用し、電子カルテを開かなくても対象の利用者様の情報収集が簡単に、かつ短時間で行えます。

まとめ

今回は訪問看護ステーションのびしろ太田におけるオンコール対応の実際について解説しました。

まとめは以下になります。

  1. オンコール対応をしている訪問看護ステーションは全体の8割もある
  2. オンコール対応は負担があるが、対策次第で負担の軽減や効率化も可能である
  3. オンコールは在宅で療養される利用者様やご家族からするととても安心につながるものである

看護師の皆さんのお力で、協力して不安を抱えながら生活する方々を支えていけたら良いですね!

なんだかオンコールできそうな気がしてきました。
いつでも相談できるって安心に繋がりますね。

お知らせ

群馬県太田市にあります訪問看護ステーションのびしろ太田では現在看護師さんの募集を再開しています!

春頃(3月または4月)と夏頃(7月または8月)に各1名ずつ募集していますので、この機会をお見逃しなく!

まずは見学や、オンライン説明会のご参加お待ちしています。

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